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気絶させる遊びや失神ゲームの危険性

遊びの範疇をこえる遊びが時々ニュースを賑わせます。

広島県廿日市市の中学生グループが、仲間の女子生徒の胸部を圧迫して気絶させる遊びを動画で撮影し、インターネット上に投稿していたことが分かった。県警廿日市署は粗暴行為などがあったとして、一部の生徒を補導して注意した。女子生徒にけがはなかった。

https://news.livedoor.com/article/detail/15604038/

注意喚起をしたとありますが、騒ぎを起こした生徒たちはことの重大性を本当に理解しているのでしょうか。

この気絶や失神によって被害者に与える障害を知れば、とても怖くてこんな遊びなんてできません。

女子生徒にケガはなかったとありますが、見た目のケガがなかっただけだとも考えられます。

目次

失神ゲームによって気絶するメカニズム

胸を圧迫されると呼吸ができなくなります。

一時的な無呼吸状態になります。

つまりは窒息状態になるということです。

窒息状態になると血中の二酸化炭素濃度が上昇し、酸素濃度が減少します。

低酸素状態になります。

仮死状態になる脳

脳は酸欠状態になると、しばらくは体内の酸素を消費してしのごうとしますが、やがて呼吸困難に陥り、意識を失います。

そして脳は仮死状態となります。

仮死状態となってしまった場合、できるだけ早急にを蘇生措置を施して意識を回復させないと、死に至ることもあります。

脳は体の中で大変多くの酸素を消費する器官であり、酸欠に対しひじょうに脆弱で、酸欠状態が続くと神経細胞が死んでいきます。

神経細胞が死ぬことにより、さまざまな障害が残ることがあります。

新生児仮死や脳梗塞患者が後遺症に苦しんでいる姿を想像していただければ、神経細胞が死ぬことの恐ろしさが理解できるのではないでしょうか。

考えられる後遺症

仮死状態をどのくらいの時間経験したかによって、後遺症と言うか障害の程度は異なっていきます。

年齢が若いほど神経可塑性があるため、後遺症が殆ど見られない場合が多いですが、油断は禁物です。

すぐに症状が現れる場合はわかりやすいですが、ゆっくりと現れる遅延性の症状がでることもあるからです。

神経細胞がゆっくりと時間をかけて死滅していくことだってあります。

見た目に怪我はなくとも、後日この女子生徒に高次機能障害といった障害が現れた場合、この気を失わせる遊びが原因である可能性が高いでしょう。

高次機能障害は見た目には以上はありませんが、記憶力が衰えていたり、今までできていたことができなくなったりとか、わかりにくい障害です。

診断も難しいものらしいです。

しかし、後日高次機能障害のような障害が現れた場合、被害者女子生徒は加害生徒に対し慰謝料を請求することはできるのでしょうか。

これからの長い人生を台無しにされたと言っても過言ではないくらいのレベルです。

ただの遊びとは言っていられない危険な遊び。

脳が損傷してしまうことで、考えられる障害はこれだけとは限りません。

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