MENU

血管年齢測定器の信憑性ってどうなの?

会社の食堂の前で、血管年齢測定イベントなるものをやっていたので、やってみました。

結果は、実年齢より20歳近く上の値が出ました。

他の人がワイワイがやがやとやっている中、私はその測定原理とか、そもそも血管年齢って何?というのが気になって気になって仕方がなくって、係の人に聞きまくっていました。

が、しかし、何を聞いても「ごめんなさいね。私よくわからないんです」

という返事しか返って来ませんでした。

どこをどう突っ込んでいいのやら。

実年齢よりも高くなった場合、何が問題なのかを聞いても応えてくれず。

イベントスタッフなんてそんなものなのかもしれませんが、そんな応え方をされると、説得力の欠片も感じないです。

仕方がないので、自分で調べました。

目次

そもそも血管年齢って何?

血管は、全身に血液を巡らせて酸素や栄養素を運び、老廃物などを集める働きをしています。
加齢に伴って、血管の持つしなやかな弾力性は徐々に失われ、硬くなったり内側が狭くなったりします。このような状態を「動脈硬化」と呼び、脳卒中や心筋梗塞など様々な疾患の原因になります。そのため、動脈硬化を防ぎ、血管を若々しく維持できれば、これらの疾患の発症を防ぐ可能性が高まります。
「血管年齢」とは、このような血管の機能や弾力性の度合を、わかりやすく「〇〇年齢」とあらわしたもので、健康に関する指標の一つです。

https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/qa/179.html

やはり動脈硬化を年齢で表しているのですね。

係の人に「血管の硬さを見ているのですか?」と聞いても,

「私には分かりません」

という返事でした。担当するなら、それぐらい調べてきて欲しいです。

血管年齢の測定法

加速度脈波

イベントで使用していたのは恐らくこれです。タブレット端末と通信して測定していました。

アイハート
¥21,800 (2024/11/27 12:33時点 | Amazon調べ)
\楽天ポイント4倍セール!/
楽天市場

指を測定器に当てて測定する方法です。

指尖容積脈波の二次微分波というものを測定するのですが、一般的には加速度脈波と呼ばれているものです。血流の加速度と誤解されやすいのですが、違うものです。

測定時,アプリには波形が表示されます。その波の形から計算して、血管年齢を測定しています。

低いところから高いところに移るとき、若い人は急激に上昇しますが、年齢に伴って上昇の仕方がなだらかになります。

僅かな差ですが。

「緊張していたりするとなかなか安定しなくて,リラックスした状態でお願いします。水を飲んだりするだけで,結構数値が変わるみたいですよ」

と係の人は説明していました。

それって、誤差が大きいってことですよね。

その時の体調によって大きく変わってしまうということですよね。

当然のことですが、血圧の薬を飲んでいる方は実際の年齢よりも若い年齢がでます。

測定誤差は大きいですが、非侵襲的であり、簡便であるので、動脈硬化の一つの目安として活用するのが良いようです。

ご家庭で手軽に日々健康チェックするにはもってこいの方法だとは思います。

誤差は大きいですが、毎日測定することでおおよその目安になりますし、何より健康意識を高めるのには良いのではないでしょうか。

血圧脈波検査

医療機関で血管年齢を測定するときに用いられる方法です。

四肢の脈動と血圧を測定し、その状態から血管の硬さと狭窄の程度、つまりは動脈硬化の程度を調べる検査です。

脈波は心臓から押し出された血液により生じた脈波が抹消に届くまでの速度をいい、血管が硬くなっていると速くなります。

手と足の血圧差は閉塞の程度がわかり、閉塞の程度が高いと血圧差が低くなります。

測定時間は20~30分かかり、医療機関を予約して検査を受けなければならないので手間がかかるのが欠点です。

しかし、血圧脈波検査と動脈硬化の程度、各種疾患との相関関係は立証されているため、信頼性の高い検査方法といえます。

動脈硬化になると何が問題なのか

動脈硬化は無症状の疾患なので「歳のせい」と放置されてしまい、気がついたときには症状が進んでしまっています。

悪性疾患でもなく無症状、無自覚であるために、気がついたときには手遅れになってしまっていることが多々あります。

動脈硬化を原因とする疾患には脳梗塞や心筋梗塞、動脈瘤破裂があり、いずれも死亡率が高く思い後遺症を残すことの多い病気です。

症状がないために患者自身の意識が低く、なかなか改善が進まないことが多いようで、予後が悪い疾患です。

40代の知り合いの女性が、動脈瘤破裂である日突然亡くなったので、他人事ではありません。

加速度脈波の信憑性は低いかもしれませんが、手軽に日々検査することで誤差の範囲を狭め、信頼性を高めることは可能かもしれません。

目に見えない、自覚症状のない疾患なので、日々チェックして健康に気をつけたいですね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次